電子定款

昨日は渋谷支部の研修に参加してきました。
やはり気になったのは、来年2月から電子定款の認証システムが変わることです。ただちょっと、確定ではないみたいなので2月以降になる可能性はありますが。

現行制度では我々行政書士はワードとかで作成した定款をPDFに変換してプラグインソフトで電子署名をつけます。
これをフロッピーに入れて指定公証役場に持っていくのですが、

新制度では法務省の一括管理になり、法務省でIDとパスワードを電子証明で取得し、それでログインして電子定款を送る。(作成方法は原稿と同じ、ただし電子署名はつける必要なし)
つまり公証役場に行く必要がなくなるのです。プラグインソフトも必要なくなる?みたいです。

  • 問題点1 今までだと公証人さんと色々打ち合わせとかできたんですが、直接法務省のオンライン申請にすると、結果がYESかNO 訂正ができなくなるのではじかれる可能性が出てきます。(これはオンライン申請する前に事前に公証人さんと相談することで解決できそうですが。)
  • 問題点2 これはまだどうなるか分からないみたいですが、行政書士が電子定款を作成する際、委任状を作りますが、これが現行の紙ベースの委任状でなく電子ベースになるので、委任者の電子署名が必要になる?

というものです。これが本当なら相当面倒です。自分は一回電子署名とればいいですが、依頼人の方は1回法人を作るために、わざわざ電子書名を取得することになります。

さてどうなっていくのでしょうか?目が離せません。